Topics 2005.4月 訪問美容サービス パリスへ

新スタッフを見つけると
かならず、カットの注文をつけに近寄ってくる職員さんがいらっしゃいます。
その真意はわかりかねますが、大体の趣旨は肌で感じるものです。
「ヘアースタイル要望書」をお渡ししていますので、その書式の提出がなされてなければ
本来ははっきりいって、仕事の邪魔なのですが
新人さんは「はいはい」と素直に受け答え。頭の下がる思いです。
職員さんの介護の仕事に対し「あーした方が良い、こうした方が良い」などと我々は決して自ら言いません。
餅屋は餅屋ですものね。
バイリンガルおじさん
恥ずかしながら、私はおおよそ3ヶ国語をしゃべることができます。
茨城弁・九州弁(主に鹿児島地方)・関西弁であります。
昔の日本は幕藩体制、とりあえず江戸に住んでいる私としては、日本の地方都市も外国というわけです。
いろいろな施設を廻ると、利用者様の出身地は全国にまたがります。
そこで頑張って各地方の言葉で会話するのですが、概ね評判は宜しいようです。
昨日は途中から標準語が使用禁止の感。しばしのあいだ失語症に陥ってしまいました。
あっという間に連休
が近づいてまいりました。
今のところ、ご予約は定期訪問を除き、あまり入っておりません。
が、昨日も月内の予約がバタバタと入り、連休といえども気を抜いてはいられないようです。
なんだかいつもTVに出ているな〜と思われる「みのもんた」さんのように
体調を整えテンションを上げて訪問美容に勤しみたいと思っております。
一度だけのご依頼
で終わってします場合が居宅ではあります。
精一杯頑張って施術した結果ですので、技術や接客に問題はないと信じてます。
考えるところは、利用者様の体調です。
その後、体調を崩されカットどころではないので?と一人ごちしております。
昨日は青空の下でのカット。
後頭部への日差しの強さに、日焼け止め忘れた〜と思いつつ
利用者様の体調が悪くならずに次回もまたお呼びがかかることを願いました。
進化する施設
昨日は新規施設様への訪問。
入り口にてIDカードを渡され、いざ3名のスタッフと共に初仕事。
無事に仕事を終えてきました。
途中時間があったので、施設を少しのあいだ見学したのですが誤って違う階に。
戻ろうと思い、エレベーターのボタンを押したのですが開きません。
このまま施設に本入所か?とあせっていたところ、職員さんが現れ
「IDカードをここにかざすと認識され、ボタンが有効になりますよ。」と一言。
なんのためのIDカードか、説明も聞かずただぶら下げていた私は、単なる間抜けなオジさん、でありました。
新しい仲間達から
近いうちに一緒に営業に、と誘われています。
お役に立つことなら例え火の中、水の中、へまでは行きませんが時間の許す限りご一緒するつもりです。
新鮮な感覚で訪問美容に取り組む姿勢はこちらも学ぶものが多い、と思うからです。
また、当方でも今月は新しい美容師さん2名が見学。
訪問美容師の輪が広がりつつあるのを、実感しています。
渋谷にて
昨夜は山崎先生、他訪問美容師さん達とちょっとした会合がありました。
徐々に新しい動きへの兆しが見えてきています。
ところで、昔からの習性とは恐ろしいもの。
渋谷というと道玄坂・宮益坂方面にはめったに行かず
また公園通りへもあまり足を踏み入れず、ひとえに道玄坂をはさんだセンター街
そして井の頭線ガード下近辺をうろうろしてしまいます。
高校時代の行動範囲そのものです。
遠い将来「おじいちゃんはどこいったんだろうねえ・・ボケちゃって。」
などと言われながらも同じところをうろうろしている自分が目に浮かびます。
理美容補助券
横浜市では、申請後配布される補助券の金額は1枚につき¥1,600となっています。
従って、我々に入る売上は¥\1,600+各業者が其々定める料金、ということになります。
補助券は当初¥2,000円だったのが、ある日突然20%カット。
お上のすることに下々は唯々諾々とするのみです。
根本的に私どもは補助券なるものにあまり価値を認めてません
(毎月月末締め、4半期ごとの支払い=忘れた頃に支払われる。)ので、どうといったことはないのですが・・・
ただ、一つ願うことは、各自治体の理美容補助券を提出する窓口を一本化して欲しい、ということです。
川崎そして首都圏で理美容券を頂いても横浜で一括処理できる
というようになれば訪問美容師にとっていろいろな地域で活躍する場が広がるものと思います。
行ったり来たり
その日の利用者様の都合でどうしても居室で、というご依頼がある場合があります。
利用者本位の立場から集合場所で広げた荷物を再びワゴンへ。
エレベーターが到着するのももどかしく、上へ下への大騒ぎと相成ります。
しかしながら、こうしたことも事前にチェック(職員さんとの朝の打ち合わせ)
をしっかりしていれば、たいした問題ではなくなります。
1時間前に着いたから、などといってお茶をのんびり飲んでいる場合ではない!ということです。
押せ押せで・・・
今日はもう時間がなくなりました。
ではこれから横浜2件→千代田区へ、と行ってまいります。
帳票の類い
月末請求書、ご依頼用FAX用紙など等、いろいろと訪問美容には帳票が必要となってきます。
作成用ソフトとしては、ワード・エクセルをはじめ様々なソフトを使っています。
全てをエクセルで作成!という豪の美容師さんを知っていますが
相手は普通の方々ですので自分流では用が足せません
昨日は合意書をワードプロで作成。
「へえ、まだそんなソフトを使ってるんだ。」と思われた方は、パソコンを語るに足る方です。
Yesから入る
どうも長年の美容師根性が染み付いているせいか
急なご訪問美容の依頼が入りダブルブッキングしそうな時は
「ちょっと無理ですかね〜」などともったいぶってしまうようです。
手帳とにらめっこしながら、よーく考えてみると何とか伺う時間が取れるものです。
Noから入ってしまえば、ご依頼主に失礼千万。
なんとかします!という心構えを大事にしていきたいと思います。
小規模多機能施設
なるものが、茨城県に開設されるそうです。
昨夜、筑波大学の先生と会食した際にお話しを伺いましたが
介護保険の変更に対処し行政側も上記のような施設を多く設置する方針だそうです。
学研の友人も同席しましたが、彼からそうした関係の出版書をいくつか見せられたり
今後の施設との関わり方の展望も聞いてまいりました。
制度変更に伴う各業界の対応は早いものだと、ほろ酔い加減の中感じた次第です。
準備8割
という言葉を新聞で読みました。
何事も前こしらえが大事。
慌てふためいて現場に出向いても忘れ物があったり、心に余裕がなかったりで良い技術は提供できません。
ということで、これから早めに準備に入ることに致します。
M&A
介護事業者間でも、巷で話題のM&Aが進行しております。
有料老人ホームの中堅業者Rさんが、飲食業界のWさんの傘下に入ったというも最近のニュースとして取り上げられました。
商売そして事業のあり方が、今までの常識の範囲を超えて変化しています。
我々訪問美容師も規模は全く違いますが
世の中の流れを見据えて変化していく必要があると思われます。
どたどた
、とご予約が入る時があります。
よーし、この日は何にもないぞ!とばかりにあれこれ雑用を予定していると
ものの1時間の間にその日が予約で埋まってしまいます。
先日は藤田先生からのピンチヒッターの依頼が前日の午後7時に入りました。
たまたま翌日の午後が空いていたので事なきを得ましたが
気持ちの持ち方としては「いつなんどき・・・」という緊張感を持続させていなくていけないようです。
シェーバー壊れる!
長年活躍してもらったシェーバーが壊れてしまいました。
ちょっと音が変だなと思いつつ、ごまかしながら使っていたところ
今日「もうダメだよ、それ。」と利用者様から一言。
ご愁傷様と相成った次第です。
鏡をはじめ消耗品費の支出は不可避ですが
ETC設置準備(少し遅いですよね)を進めている現在、ちょっと痛い出費となります。
でも、新規購入の際の言い訳を考える必要も無くなり、どんなシェーバー買おうかな?とワクワクしている私です。
ちょっと違う
というサービスを心がけたいものです。
美容室、飲食業などの他のサービスでも、このお店は他とちょっと違うな(良い意味で)と 感じる時があります。
付加価値が我々の業界でも必要な気がします。
朝から晩まで現場を駆け回る毎日ですが、ふと立ち止まり福祉云々ということばかりでなく
商売人としての本質もじっくりと考える時間も持たなくてはいけないと思います。
ドラッカー曰く、「今自分が出来ることを熟考せよ」。
ハンズ・ロフト・ニトリと歩き回っても、なかなか良いものに出会えません。
唯一ロフトに食指が動くものがありましたが、キャスターをつけねばならず
また安定の面でも問題があり寝床の中であきらめました。
問題は汎用タイプのものの大きさにあります。
重さがあるのも問題ですが長さが150cmを超えてしまうと車両に持ち込む際に四苦八苦してしましまいす。
結論!自分で組み立てます。
リンク
当HPにも、他の訪問美容師さん達のリンクを多数貼っております。
よく考えてみると、美容室のHPではそうしたことはあまり見かけられません。
まあ、競争相手のHPを貼ること自体変といったら変ですし
隣の美容室の経営者さんと面識があるわけでもありません。
同業で営業しているのもかかわらず、リンクをお貼りになっている方は
自分が担当できぬ地域の利用者様達への情報提供といった意味合いもお持ちかと思います。
まだまだ少ない訪問美容師。いろいろな方法でお互いに協力したいものです。
やはり
男性の利用者様としては、髭剃りとはシェーバーやT字型剃刀を使ってのものではなく
ちゃんとしたレザーを使って欲しいもののようです。
「わしゃ、髭剃りを楽しみにしてるんだから」と言われると、技術者根性がフツフツとしてきます。
咲夢さんにもいろいろご指導していただいておりますので
上記の課題はクリアしなくてはならないようです。
フランチャイズ
訪問美容の業界にもフランチャイズの風の香りがただよい始めました。
考え方は良いと思います。
寄せられるご質問の中で方法論を聞かれると、私どもとしてはとりあえず見学を
とお勧めするしかお答えのしようがありません。
ある意味では、答えがでている業者さんのフランチャイズに加入した方が話は手っ取り早いような気も致します。
そして、ある程度のやり方がわかった時点で、自分なりの方法で新たな展開を図る
というのも一つの手のような気がします。
やり方万遍結果は一つ、です。
移乗の際
特にカラーのシャンプー等の場合は、カラー剤が衣服に付いてしまします。
充分に注意はしているものの職員さん達には迷惑至極のこととなります。
最初からシャンプー台にて塗布すれば良いのですが
スペースの問題や他の利用者様との兼ね合いもあり、移乗作業が必要となってしまいます。
今日も作業終了後の小会議の時、スタッフの衣服にカラー剤が付着しているのを発見。
2人がかりでお首の曲がりが少ない利用者様のシャンプーをした時のものでした。
方法論も白熱しましたが、やはり当座はエプロン着用となりそうです。
マニュキア
課題は白髪が浮くこと。
このことは美容師さんだったら周知のことなのですが、施設の職員さん達には理解の及ばぬところのようです。
お店に来店するお客様の多くでさえ、カラーとマニュキアの区別はあまりおわかりでないのですから、当然かもしれません。
それにしても大きな機械を分解して運び
一生懸命頑張って染めてみても結果がすべて。
「染まってないわよ」と利用者様の目の前で言われると、こちらとしては返す言葉に詰まってしまいます。
しかしながら、よく反省してみると事前に周到な説明をしなかったこちら側の落ち度、だったのかもしれません。
成年後見人制度
法制化されてから、行政側の対応が遅れているとか。
自己判断ができぬため経済的な苦境に陥る方々にとっての良い制度かと思いますが
児童相談所の非難を浴びた対応などを見ると、後手に回るのが皆様お得意なようで。
パンフレット
簡単なパンフレット作成で済むほど、各施設様の訪問美容に対する考え方は一律ではなくなってきています。
メニューなども名前を差し替えるだけでは済まず
個別対応のものを迅速に作成する必要があるようです。
まあそのうちに・・・などといっていると、どんどんできる施設様の要望には答えられません。
as soon as I can で乗り切っていきましょう。
 
特養
近くに続いて2件新規開設となりました。
営業を兼ねて行ってきましたが、有料老人ホームも真っ青の作り。時代の流れを感じました。
総じて有料施設よりは職員さん達は公務員的対応でしたが、上もの自体は先をいっているようです。
資金的な余裕があるのでしょうか、もしくは有料施設との将来の競合を見越しての先行投資なのでしょうか?
どちらにしても利用者様にとってはは良いこと。
個室対応にもなっており、訪問美容業者も個人がお決めになるそうで
こちら側も1年365日、同じことばかりをやっている場合ではなさそうです。
月末
スピード違反の検挙などで、おまわりさんも年度末の業績の帳尻合わせに忙しそうです。
さて、私どもも施設様への請求書発送やら委託料の計算やらで月末はなにかと気ぜわしくなりました。
美容室での業務とは別の動きをしていると、世間一般の方々に少し親近感を覚えるような気もします。
いよいよ明日から個人情報保護法も開始。
シュレッダーも購入し、世間一般人並みの対処もしなくてはなりません。
「あそこの本屋さん
A校の生徒の万引きがひどいので、つぶれちゃったのよねぇ。」
と利用者様。「・・・」とその犯人達を知っている私。
いまでも悪友達は「学園紛争の時、機動隊に追われた仲間が店内 に逃げ込んだ際に店から締め出したN書店はつぶれて当然!」
などと平気で言っております。
昔の悪行を思い起こさせられ冷や汗を流しましたが
訪問美容をやっていなければありえないひと時の会話でした。
訪問美容の将来
以前は年をとってしまったからとか、気楽に自分の好きな時間におばあちゃまの相手でもしてのんきに
などといった理由から訪問美容をしてみようという方が多かったのですが
最近では訪問美容の将来性を買ってお話しを聞きに来た、という方が増えてます。
交通費がかかるから見学を見合わせる、といったような消極的な考えをもった方は少なくなり
我々と同じ考えを持った仲間、そして将来は良きライバルになる方々が増えてきています。
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