Topics 2004.12  2004.11月 訪問美容サービス パリスへ

残すところ
あと3日になりました。
おかげ様で技術的にはどこの施設様に伺っても、上々の評価をいただきました。
ひとえにスタッフの尽力のおかげだと思っています。
翻って思うに、技術はどうでも良い来てさえくれれば、という考え方が訪問美容に存在していた
ということではないでしょうか?
できる限りサロンにおける技術、接客を提供するよう努力してきましたが
まだまだ改善すべきところが多々あります。
来年はいろいろな方々との出会いが増えそうです。
その中から良いものを学び、飛躍する一年にしたいものです。
「あいよ!」
「ベットからの移乗をお願いしたいのですが?」と、私。
「あいよ!」と答えたのは二十歳そこそこの男性職員さん。
「こちらの利用者さんの名前は〜さんですよね。」と私。そばで聞いていた女性職員さん「・・・」。
再度少し大きな声で同じことを聞いても「・・・」。
お名前がわからぬ方をカットするわけにもいかず立ち去ろうとすると、
「〜さん(同じ名前)は名前聞かれてもわからないわよねえ。」
日本語をちゃんとしゃべれない人、業者いじめを楽しむ人、そうした方々が存在します。
いっそのこと契約を断ち切る覚悟を何回もしましたが、利用者さんのためにグッと我慢。
それにしても、そうしたスタッフにケアされてる利用者さんは・・・と思うとやりきれなくなります。
日本政府も介護分野のFTAをもっとどんどん推し進めるべきだと、強く感じます。
工学部教授のカットスタイル
某旧帝大工学部の教授だった利用者さんのカットを担当してきました。
職員さんからのお話で、その方の前職を知ったわけです。
残念ながら旧帝大の校歌を知りませんので、早稲田やら慶応やら明治の校歌を歌って
何とか話しを盛り上げようとしましたが、認知症のようでありダメでした。
その方の前職、以前の住まい、家族構成などをできる限り聞くようにしています。
ヘアースタイルを創っていく上でのコミュニケーションは必要不可欠なものですものね。
教授カット、なるものを披露してきましたが、果たしてご本人・ご家族がお気に召したかどうか?次回の訪問が楽しみです。
お顔そり\1,000移動に2時間半
というのが、訪問美容における実情ではないでしょうか?
居宅介護のヘルパーさん同様、移動時間は換算されません。
訪問美容だけでは生計が立てられない、というのが携わっている人々の切実な悩みです。
そこから出る発想としては、サイドビジネスとして割り切って従事する
人数をまとめてもらわない限り請け負わない、訪問美容に関わるもので儲けを出す、といったところかと考えられます。
どちらをとってみても総量がなければしようがないのですが・・・
目をキラキラさせてばかりでは、長続きがしません。
情報の共有化
利用者様のカルテ、各スタッフの動き、共通の現場の情報など小さいながらも一つの組織として動く上で
情報の共有化が必要となってきました。
個人的にいろいろなものを使って、図ってきましたが、来年へ向けて新たにグループウェアの導入を考えています。
というと、やや格好良い感じがしますが、スタッフとの連絡は全てメールで行い
各施設様にもPCがほぼ導入されているのをみると、来年早々には導入する必要性があるようです。
ワゴンについて
昨夕は、スタッフとの忘年会。いろいろな話題で盛り上がりました。
施設内の職員さんからの対応のされ方、現在の売上げ動向等の他、携帯する備品についても話題になりました。
その中でワゴンをどうするか、というので盛り上がりました。
車で移動する際は3台積んでいますので、あまり問題がないのですが
単独で移動する際には、あんな大きなものを持っていけるはずがありません。
かといって、美容師には無くてはならないもの。移動車は多々見かけますが、折りたたみ式のワゴンは見たことがありません。
来年早々、ハンズ他DIY系の店舗めぐりが始まりそうです。
ドラックストアにて
訪問美容の移動の合間に買い物をする機会があります。
お顔そり用の刷毛がどこかにいってしまい、とりあえずシェービングクリームを買いに行きました。
自分で使用しているものは2種類ありますがが、次々と新しい商品が発売されていますね。
石鹸を泡立てて、顔そりするのが一番気持ち良いとは思いますが
現場ではなかなか時間的に余裕もなく、また熱湯がなかったりででシェービングクリームもしくはジェルを使用することになります。
でも、もっと何か良い方法があるような・・・「訪問美容師の集い」で皆さんのやり方を早く聞きたいものです。
マット
現場で床にマットを使用する場合が多々あります。
しかし、乾燥するこの時期、静電気には悩まされます。
昨日、スタッフが使用しているものを見てみると、かわいい柄のテーブルクロスを敷いて、仕事をしていました。
最年少のスタッフ(といっても?才)なので発想も違うようです。
なんの変哲もないマットを、美容室の床のような色柄でしかも静電気も起こらないものにする
という発想は私にはありませんでした。
早速、マネすることにします!
ご飯大盛り
今日の訪問はなかなか大変な一日でした。
おかげ様で一日の売上げとしては、最高記録を更新しました。
洗濯担当の私はこれから、タオル干しにかかるところで、帰宅は9時頃になりそうです(涙)。
それにしても、スタッフのみな様の食欲は旺盛。
女性といえども昼食のご飯は大盛り。
「残しちゃまずいから、ビニール袋に入れて帰らなきゃ・・」という思いは杞憂に終わりました。
残したのは私のみ。年をつくづく感じた一日となりました。
初めての施設
にて、お仕事をいただく機会が最近増えています。本当にありがたいことです。
昨日は、私が担当していた施設をスタッフに任せ、そこから車で5分の施設2軒にお邪魔しました。
1軒は営業、もう1軒は来週お邪魔する新規施設の様子見でした。
大手(?)の業者さんならともかく、初仕事の時はもちろん私自身が顔を出します。
すべての仕事を技術者としてこなすのは、もちろん不可能ですが
利用者さん一人一人との接点は、どんなに数が増えようと必ず私自身が持っていなけらばならない、と強く考えるからです
机上にての訪問美容は介護認定を受けてからになりそうです。
うぶ毛トリマー
居宅のお客様で、お二人から「うぶ毛トリマー」が欲しい、とのご依頼がありご自宅までお届けしました。
電池式で価格は¥2,770、美容室専用のものだと¥8,000近くしてしまいますので、量販店で購入しました。
本格的なお顔剃りでは、料金をちゃんといただいておりますが
ちょっとしたうぶ毛でしたら、シェーバーにて無料で処理をしています。
そのシェーバーを見て「私も欲しい!」ということで、今回のお届けとなった次第です。
なかなか外に出られない利用者さんにとって
我々訪問美容師は外界との接点になっているような気がしました。
「訪問美容師の集い」詳細をアップ
上記に来年2月22日、新宿で開催する会合の詳細をアップ致しました。
会合の内容、地図等を掲載しております。
HP上からも申し込みができ、ご質問等もお受けできます。
藤田先生がパンフレット200枚を配布しておりますので、参加人数が多くなる模様です。
会場の都合もございますので、早めのお申し込みをお願い申し上げます。
ボランティアVS訪問美容師
K1ではありませんが、あらゆる施設にて壮絶なバトルを繰り広げております。
ボランティアさんにヘアーカットをしてもらえば、施設側としては 、利用者さんに金銭的な負担をかけずに済む。
家族からヘアースタイルへのクレームがあったとしても「タダですからねえ。」と一言で済み
自分たちの日常業務の中での不要な気遣いをしなくても良い、などといった利点があります。
前者は利用者本位、後者は施設本位といえます。
何事も利用者本位で物事を考えなくてはならないとしたら、後者はちょっと問題です。
あえてボランティアを使うなら、施設が利用者さんのヘアーについてカウンセリングをしっかりし
プロの美容師さんと同じレベルの技術理解度を身につけ 、作業の際はそばについて技術の指導をするべきである、と考えます。
日常生活に近い形でケアをする、といった基本的な姿勢をとるとすれば
どちらを利用するのか、といった答えは自然に出てくると思うのですが・・・
免許更新講習にて
最近の傾向としては、高齢者の事故が増えているそうです。
運転する方も歩行者側も、気持ちは若いが身体能力の低下に気がつかない、ことが一因のようです。
私もかつて、高齢者を見つけ徐行運転をしていたところ、その方が車から数メートル手前で自ら倒れてしまい
掛けつけた私が転倒の犯人にされかけたことがありました
皆さん、高齢者を見つけたら重々気をつけましょう!
ところで、試験場で免許用の写真を撮られたのですが、いつものように笑って座っていると
「笑わないで下さい!」と職員さんから一言。
数十年前にLAでライセンスを取った際「もっと笑いなさい」と言われてから
写真を撮られる際に笑顔になってしまう習性がついた私としては、苦痛の数秒となってしまいました。
おまけに、出来上がった写真は最悪!この写真と数年付き合うと思うと、憂鬱になります、トホホ・・・
いろいろな場所で
技術をします。
おトイレのそばの洗面所、浴室、狭い廊下等など美容室での仕事に慣れ親しんだ美容師は悪戦苦闘の毎日です。
しかし、いつもやっていた劣悪な場所から「今日はこちらへどうぞ」と採光も取れ、広さも十分な場所に案内されると
「一生懸命やったことが評価されたのかな?」などと、つい思ってしまします。
単にあちらの都合のせいだけかもしれませんが・・・
最高齢の訪問美容師
私が知る限り、昭和4年生まれのUさんが日本における、最高齢の訪問美容師かと思われます。
いまだにサロンにて現役バリバリ、ご指名のお客様も多数あり、訪問現場にても同様です。
一緒に働いてみて感じることは、かつて川崎3羽ガラスとディラーさんから言われた時代から今に至るまで
サロン内で若いスタッフと一緒に働き続けたことが、そのパワーを生み出しているということです。
朝は早くから夜遅くまで、火曜日のお休みは毎週講習会参加
たゆまぬ技術向上の意欲が、我々と引けを取らない現場での動きを支えているようです。
週休2日制やら有給休暇なんてものは、頭にない経営者同士、見習わなくていけません。
「Good job! my mama.」
見識を広める
仕事、仕事で忙しく毎日を過ごしていますが、上野での兵馬庸展にも行けず免許の更新にも行けず
個人的には閉塞感を感じています。
昨日の利用者さんとの会話のなかで「〜の話をしても誰も知らないのよねえ」とのこと。
老若男女を問わず、話しがかみ合わない寂しさを仰っていました。
訪問美容においては、自分より人生経験の豊富な方がお相手。
仕事の忙しさにかまけて、見識を深め見聞を広める努力を怠ってはいけない、などと反省をしております。
『訪問美容師の集い」
途中経過を申し上げます。
現在の出席者数は20名。
会場の手配は済んでおります((なかなか素敵な貸し会議室、新宿から徒歩5分というのも助かります)。
パンフレット作成は藤田先生と相談しながら最終チェックの段階。
当HPの告知ページ掲載は来週中にアップし、そこからネット申込ができるよう致します。
美容業界紙及びディラーさんには順次告知し、訪問美容活動のサイドからの応援をお願いする予定です。
風を感じる
各施設様を回っていると、校風というか施設風というものを感じます。
電話での第一印象から始まって、施設長様を始めとする職員の方々の外部者へ与える雰囲気
ボランティアの皆様のお顔つきや動きなど、エイリアンである我々の頬をすーっと撫でて行きます。
心地よい風の時もあり、薄ら寒いような風の時もありますが
利用者様だけには、いつも暖かい風を送っていただきたいものです。
おかげ様で
本日、4件様から依頼が入り、年内の活動も先が見えてきました。
いろいろな面で好循環しているのが感じられる年末となっています。
それはともかく、本日も飛び込み営業を2件。両施設様とも業者さんは決まっていました。
来年は営業にもっと力を入れるべきだ、とスタッフと車中話しましたが
「技術はパリスが一番!」という各スタッフの自信ある言葉に
「よーし!営業頑張ります。」と思わず答えた私でした。
今週の一冊
それにしても、久しぶりに見る南部さんもふけましたねえ・・・
「週刊ダイヤモンド」を購入し、一生懸命読んでます(なかなか進みませんが)。
興味があったのは、業務委託業のこと。訪問美容ではスタッフの雇い入れ形式が
従来の美容師さんとは異なるので、勉強の為ということです。
それにしても、各企業は時代を反映し、正社員を極力減らし、自己の財務体質を強化しているようです。
美容室でも、派遣社員を受け入れるお店が増えています。
当店ではあまりに派遣料が高いのでやめましたが、これからはスタッフを育てるというやり方から
スポット的にうまく派遣社員を使いこなす、という流れが強まりそうです。
12月はどこに行ったのか?
先日の馬鹿陽気もそうですが、年々師走の雰囲気が感じられなくなってきました。
美容業界においても、どこのお店も客待ちに人影が見られず、11月末からのかつて慌しさはないようです。
一方、訪問美容はお客様は高齢者の方々ばかりですから、年末はどうしても、という依頼が多くなってきてます。
うれしい悲鳴ですが、道路は恒例の予算消化の工事だらけ、込み合っています。
官庁の方々だけは季節感たっぷりの年末をお過ごしのようです。
何を優先すべきか?
利用者さんのヘアーを素敵にし、喜んでいただくことがもちろん第一。
そしてそれにかかわる、作業後の掃除・後片付け、作業一覧表の作成
集金、施設職員さんの方々との連携、そして・・・などと考えていると訪問美容は、なかなか大変な仕事だと思います。
一スタッフとしては、精一杯の技術を利用者様に提供するのが優先
(心のケアなどと言ってるヒマは実際の現場ではないようです)されますが
多人数のスタッフのリーダーを勤める立場ともなると
上記のような諸々な中で何を優先すべきか、判断する能力が求められます。
予約表について
一日のうちに3〜4件ご予約は入ることもめずらしくなくなってきました。
今までのアップの仕方では詳細がわからなくなりつつあります。
利用者様の中には、予約表をご覧になり、ご予約をなさる方が最近増えてきており
今の状態ではご不便をおかけしそうです。
年内も残り少なくなってきましたが、予約表改編をする予定でおります。
2月22日(火)2時から
来年の上記の日程で、「訪問美容師の集い(仮称)」を、新宿にて開催致します。
発起人は藤田先生、山崎先生、そして私です。
現場での苦労話し、どうしたら利用者さんを増やせるか
そして実際に使用している器具備品の紹介等々、もり沢山の内容にする予定です。
後日、当HP上にて詳しい内容をお知らせ致しますが、今からでもメールにて参加受付をお受けしておりますので
皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、気になる参加費は¥2,000前後を予定しております。
記憶が飛んでます
確か3ヶ月前くらい前に担当させていただいたわけなのですが、お名前はともかく
前回の施術・会話内容がすっかり灰色の脳細胞から欠落していました。
カルテ記入をスタッフそして自分自身に義務付けてから、毎日データの収集、管理に追われ
ヒイヒイ言っていましたが、やはり 廃用症候群に陥りつつある脳には、カルテしか頼るものがありません。
領収書を切る都度にメモ、そしてカルテアップ、といったこつこつとした作業がしばらく続きそうです。
地図買っちゃいました
昨日はPCから打ち出した地図を片手に、何の疑いも無く都内に出発。
細い路地を入ろうとしたところ、トラックが道をふさいで立ち往生。
ふと電柱に貼ってある地名表示を確認してみたところ、なんと「若林」、「田園調布」とは似ても似つかぬ表示でした。
田園調布が世田谷区にあるわけはありませんよね。
あわてて近くのコンビニに。大枚¥2,400にて都内地図を購入しました。
それにしても最近の地図は丁寧ですね。事細かに表記してあり、無事お約束の時間に到着。
カーナビものどから手が出るほど欲しいのですが、よくできてる地図があると、まだまだ我慢、といった感じになります。
年内スケジュール
ご予約の入り方が、年内は早くなってきております。
ご予約が入り次第、スタッフへMLにて発注→予約調整→予約確定、およそ2時間にてご予約を承ります。
皆様には、年内早めのご予約をお願い申し上げます。
組合支部長と
昨夜、訪問理美容券をお届けした際、少しの時間お話をさせていただきました。
やはり、組合員の方々はそれぞれお店を持ち、おいそれと訪問美容には出かけられないそうです。
当支部では、私どもと、同じ業者の「K」さんから独立した訪問美容専門の方が主体になっているとか。
お店を持ちながらの営業は、なかなか大変ですが、お店を持っているからこそ
利用者様に美容室内の雰囲気を運んでいけるのではないか?とも思います。
さて、本日は訪問美容を3件こなし、その合間にお昼には浜松からのお客様
夕刻には航空会社の社長さんのへアーをお店で担当します。
パソコン今昔
訪問美容経理で使用している事務所のパソコンが壊れ、D社に注文をかけました。
新聞紙上でスペックを調査、実物を見ることも触ることもなく、契約完了。
電話、FAXのやり取りで要した時間は約30分。
それにしても、パソコンも随分と安くなったものです。
一昔前なら、2〜30万円したものが、今では17インチ液晶モニター付で、10万円以下。
海を渡って(中国で受注生産)、1週間後に届く予定です。
利用者さんのカルテ管理、HP製作、スタッフのスケジュール管理など、パソコンは訪問美容活動にとっても不可欠。
いくらこき使っても文句も言わないパソコンは、ありがたい従業員です。
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