Topics2004.10月 2004.9月 訪問美容サービス パリスへ

電子カルテ記入続く
携帯末端閲覧可能な利用者様用カルテのアップが続きます。
しかしながらベースは至ってアナログ的。施術が終わり次第
領収書のスミにちょこちょこっと情報を走り書きしています。
3人ばかり続くと記入するのも大変ですが将来に備え、ハサミをペンに持ち替え頑張っています。
問題は携帯閲覧が施設内でできないので、事前に末端からカルテをプリントアウトすることなのですが
いまのところ「ノキア」製のものしか対応しそうな機種がないようです。
顧客データベースの共有
美容室ではお客様カルテなるものを作成し、スタッフがいつでも閲覧できるようにしてあります。
訪問美容においては、今現在は私がほとんどの利用者さんと接していますので
カルテなるものは不要ですが、近未来(と言っても来年早々)には、私が接したことがない利用者さんが出現します。
お店にはPCなり、カルテが存在しますが、訪問スタッフはお店にいちいち来るわけにはいきません。
共有するカルテを閲覧し、情報をやりとりするには携帯端末を利用するしか方法がないようです。
有料老人ホーム「ここを見て選べ」
今週発売の週刊朝日で特集が組まれています。
「食事をしたり、できればお風呂に入って入居者から本音を聞け。」など、なかなか勉強になります。
今月から広告規制が始まり、入居される方々のチェックがより一層厳しくなるようです。
残念ながら「いつでも気軽に呼べる腕の良い理美容師と契約しているか?」という
チェック項目はありませんでした。
理美容施設の有無といったハード面はともかく、いつまでも若若しいヘアースタイルを保ちたいという利用者さんの欲求を満たす
ソフト面での充実具合も今後の施設選びの際のチェック項目の一つとして入ってきて欲しいものです。
採光の問題
施設内及び居宅内において、採光の問題は切実なものがあります。
美容室内での作業に慣れている美容師は訪問の現場の光源の少なさに戸惑うばかりです。
なるべく条件の良い場所を選んで施術するようにしていますが
なかなか美容室内の明るさ求めるのは無理です。
ヘッドランプの性能の良いものが、今のところ良いような気がしますが・・・・
狭い現場での据え置き型の補助照明では、安全面や作業面での問題がおきそうです
カラーチャート
数枚、ディラーさんから取り寄せました。
現在お取引頂いている施設様に順次置かせてもらう予定です。
チャートといっても、昔は小さくちゃちなものでしたが、今は見るのもいや
というほど色味が豊富になってきています。染めてる美容師さんも困るでしょうに・・・(余談)
職員さんもカラーの色を利用者さんに質問されて、困っている様子をよく耳にしますし
チャートさえお互いに同じものを用意しておけば、万事スピーディにいきます。
入浴器具を使ってシャンプー
今まで、他のスタッフにやってもらっていた器械浴用の昇降機を使用してのシャンプー作業をやってみました。
思ったより楽でしたね。
スタッフの身長に合わせ器械自体が上下しますのでひょっとしたら、美容室内でのシャンプー作業より楽かもしれません。
シャワーノズルが大きめなので、ヘッド自体をこちらが用意すれば、もっと容易に作業ができそうです。
携帯用シャンプー器も考えてはいますが、 正直いってこれ以上7つ道具を増やすのも考えようですし
使わせていただける社会的資源は大いに活用すべきかとも思います。
訪問美容におけるスタッフ育成
まずは資質の問題ありますが、1日訪問の現場をご一緒すればわかります。
その前に電話だけでも向いているかどうかはわかりますが・・・
あとは現場で一緒に仕事をしながらいろいろなことを覚えていっていただくわけですが
おおまか美容室内でのスタッフ同様、黙々と仕事をするスタッフもいれば
周りの流れを見ながら仕事をするスタッフも いる、そしてフラフラとどこに行ったかわからないスタッフ(=私)もいれば
ということで一律な育成方法は私としてはないと思っています。
ただ、今後他の業者さんとの差別化を図るうえで、なんらかのマニュアルは作成する必要性は感じています。
当日予約も可
お店でも前日までの予約数と当日になってからの予約数とはほとんど同じ数です。
訪問美容においては、できれば4,5日前までの予約を奨励しているところが多いのですが
お店のことを考えれば当日に予約していただいてもいいわけですよね。
もちろん、訪問美容師のその日のスケジュールが空いてればの話しですが
「訪問美容」というと、何か特別な仕事というイメージが美容師自体にあるせいか
早めの予約を奨めるのでしょうね。
訪問美容師側の課題としては、スクランブル発進できるよう、薬剤などの準備万端を整えること
スタッフの連携をMLの活用などによって充実させる、こと等が挙げられるかと思います。
IDカード
業務の引継ぎが徐々に生じてきています。
その際、職員さん達に一度で担当の名前を覚えてもらうのは無理なことと
利用者さんに親しみをもって頂く為にもIDカードが必要となります。
安全で少し大きめのIDカード、久しぶりに東急ハンズをのぞいてみることとします。
ラジオも中高年対象に
丸の内線の中吊り広告にTBS系のラジオ番組の案内が出ていました。
毎週平日午後9時からの新番組ですが、パーソナリティはなかなか大したメンバー。
テレビのゴールデンタイムに出そうな方々ばかりでした。
ラジオ深夜便に始まり、徐々にマスコミも中高年へとターゲットを移し始めたようです。
秋の夜長にはラジオもまたおつなものですね。
訪問美容の大手
に決まってます、とある施設様に本日の営業で断られました。
はて、大手とは?・・・藤田先生のところかしら、などと思いましたが、そうではないらしい様子。
私どものような地べたを這いつくばっているような業者は、パンフレットも受け取ってもらえませんでした。
ただ、反省としてはいろいろあり、あーすれば良かったとか、こー言えば良かったなどと、考えながら帰ってきました。
せめて、中手(?)といわれるくらいに頑張りたいものです。
体感周期
美容師さん達はサロンワークの中で、自分が担当しているお客様の来店時期を
体で感じるものです。
そろそろ来店なさいそうだなあ、と思っていると不思議に電話がかかってきたりします。
あれ?今日くらいのはずだが・・・と感じているのに連絡が無い場合は
仕事の都合かお体の調子が悪い場合が多々あります。
訪問美容の利用者さんも同様で、体感周期がづれると、あれこれ考えてしまいます。
健常者さんと異なりおおむね体の不調が原因です。
季節の変わり目である今の時期、周期がづれている利用者さんの顔が思い浮かびます。
今、やっとわかったこと
ある施設様に春から営業をかけました。
そこの施設長様がおっしゃるには「いろいろな業者を実際見比べてから、業者を決定します。」ということ。
初夏に訪問し、感想を聞いたところ、施設長じきじき「パリスさんが一番評判が良かった。」とのこと。
よーし!とばかりにみんなで期待しておりました。
ところが、いくら待っても契約が取れません。
そして今、他の業者さんのHPを見ていてところ、その施設名が取引先として載っておりました。
「???」よーく、考えてみました。そして思い当たったふしは、料金設定だったのです。
その業者さんは私どものおよそ倍・・・
倍なのになぜ?その答えがわかる方は、語るに足る方だ信じます。
それにしても、最初からそういう目的だと、施設長様から伝えて欲しかったものです。
施設見学
秋からお世話になる有料老人ホーム様に、午前中の営業後スタッフ共々4人でお邪魔してきました。
緑に囲まれ、施設長の心が行き届いた家庭的な雰囲気でした。
昼食をごちそうになり、小鳥のさえずりに眠くなりそうになりましたが
施術場所の確認等を行い、あーだこーだとスタッフと意見交換しながら帰途についた次第です。
年末にかけ、心新た頑張りたいものです。
グループホームにて
何ヶ月かぶりのお仕事を頂きました。
中には良く私どものことを覚えていてくださっている方もいらっしゃり感激します。
シャンプー施設も各階に2台ずつ配置されており、スペースも多少手狭な分目が行き届き、仕事もしやすいです。
着いた時に、行方不明の方の探索におおわらわ中。
何故か自分の家に帰ってきたようなにぎやかな一日となりました。
何人まとまれば訪問するのか?
は、意見の分かれるところです。
3人以上を希望なさるところもあれば、車両を出張させるところでは5人以上とか。
結局どのくらいの数の派遣スタッフをかかえているか
もしくは派遣スタッフのモチベーションの高さ(一人でも行きます!)に関係するようです。
商売として考えるのであれば、数がまとまった方が良いに決まってます。
がしかし、居宅を含め施設の規模もマチマチであることを考えると
〜人まとまれば、という姿勢はとりづらいところです。
高齢者とパソコン
ちょっとした有料老人ホームでは、大抵パソコンが何台かは設置されてます。
私にもパソコンに関して相談を受ける高齢者が何人かいますが
皆さん元気で積極的にパソコンと取り組んでいます。もちろん、介護サービスは受けていません。
ディサービスなどでは、パソコンと取り組んでいる高齢者の方々は見うけられません(そもそも設置されていませんが)。
ただ、高齢者予備軍は確実にネット世代です。
何年すると、あそこの施設のパソコンのスペックが良いから通所施設を変えてくれ
とケアマネに相談する高齢者が増えるかもしれませんね。
国際福祉機器展
第31回国際福祉機器展が10月13日(水)〜10月15日(金)に東京ビックサイトにて開かれます。
広い会場でゆっくり見るには半日かかりますが、日本を含め諸外国の福祉機器が見られ、楽しい催しです。
ここで、秘密情報。
会場内の食堂は高いので、食事をお考えの方は、会場入り口
もしくは会場内の下りエスカレーター手前のコンビニでお弁当を買いましょう。
そして会場一番奥のスペースがお弁当を広げる穴場です。
では、当日皆様とお会いできることを楽しみにしております。
ジェット機
コムスンさんでは、32億円のジェット機を購入されたとか。
なかなか儲かっているようです。
スタートのつまづきはともかく、介護度の低い在宅サービスの利用者が倍増したせいで
いまや飛ぶ鳥を落とす勢いです。ジェット機を購入して、もっと鳥を落とすつもりかもしれませんね。
一方政府は支出を押さえるべく、予防に力を入れ始めました。
政策はともかく、ジェット機からジャンボ購入にいたらぬように
我々一般人が生活習慣病への認識を深めることが大事かと考えます。
そういえば
訪問理容サービスというフレーズはあまり耳にしません。
googleで検索したところ「もしかして訪問美容?」という案内が出てしまいました。
一つの施設への訪問理美容サービスの中で
美容師さんそして理容師さんが共にサービスを提供するのが理想と考えます。
フランチャイズ形式の理容サービスのHPくらいしか見当たらないのは少し寂しい気がします。
介護保険外でのサービス
の要望を高齢者の方にアンケートを取ったところ
3割の方が訪問理美容サービスを望まれたそうです(ニチイ学館調査より)。
私どもを始め、訪問美容活動をしている方々は多くいるのに、高齢者の周りの関係者は
情報提供をなっさっているのか疑問を感じる調査結果の数字です。
横浜市の理美容券サービス制度などもそうなのですが
利用者様から質問しないと情報提供なさらないケアマネージャーさんもまだまだ多いようです。
誘導係
施設様で多人数を担当させていただく時は、効率良く仕事をこなす為にも
利用者様に満足して頂く為にも、利用者様を技術を施す所まで、誘導する人物が必要です。
ただ、実際問題として、職員の方々はその他の仕事で忙しく、それどころではありません。
必然的に訪問美容師自体がその役割をこなすことになります。
ディケアで見られる、リーダー的な人物を育てていくことが、課題の一つのようです。
年中無休
を始めてから、約20年。時代は美容業界をも飲み込み、他の店でも無休営業を行うようになりました。
地元の無休美容室も増え、お客様も困ることが無くなり、また完全予約制も定着した現在
当店も無休営業する意味もなくなったようです。
明日の月曜日から毎週月曜定休となります。よく無休営業を続けたものだと思います。
しかしながら訪問美容の方は年中無休継続。明日も仕事、個人的な年中無休が続きます・・・
ホームでの食事
よくお邪魔する施設様での仕事が一日がかりになります。
そのような時は職員さんと同じ昼食を手配していただき、スタッフと一緒に食べます。
美容室内では、なかなかスタッフ全員と一緒に食事を摂る機会がないので
結構楽しいひとときとなります。
栄養のバランスも良く、美容師生活では少ないゆっくりとした昼食、ちょっとした別世界での一日です。
保険制度の変更
が相次いでいます。
根本的な原因は少子高齢化そのものでしかありえません。
原資が減ることが確実な将来、高齢者は自分の身は自分で守ることを余儀なくされます。
スポーツクラブがはやり、各自治体は高齢者の筋力アップなどの政策を実施しています。
現在、横浜市では、訪問美容に関して横出しサービスを実施していますが
今年度から20%削減、近い将来は打ち切りになる、と私は予想しています。
そうした中で、訪問美容サービスも現状から、形を変えたものに変わっていくような気がします。
果たしてそれがどのようなものか?おぼろげながらにも想像はできますが・・・
閑話休題(13)
早いもので、今年も余すところ、あと3ヶ月となりました。
高齢者の方に聞くと「昔の1週間は今の1日」とよく言われます。
年々、1年が過ぎ去る早さを実感するのは、もう何年かすると皆さんに仲間入りする、という証拠なのかもしれません。
年頭にかかげた目標もなかなか実現しませんが、今年の後半はアクティブに動けたようです。
残りの3ヶ月を来年の飛躍につなげるべく、スタッフ共々頑張っていきます。
訪問美容師の質
一般の美容師としての質は、多くのお客様を満足させ、稼ぎが良い人間が良質かと私の立場から考えます。
一方訪問美容師の質としては、腰の軽さ(多少のタイムラグも気にしないような)
利用者ばかりでなく施設関係者やご家族にも評判が良い、美容師が良質ではないでしょうか?
そうしてみると、訪問美容師は現場の美容師さんより
周りの評価の目により多くさらされている、ということになるわけです。
私も訪問美容のパリスの顔として、緊張しなければなりません。
他のスタッフに仕事を増やすためにも・・・
帰りの車の中で
その日の利用者さん達の話を他のスタッフ達と、よく話し合います。
「いつもより元気だった」とか「今日はパンチを食らわなかった(?)」とか
ひと仕事を終えてからの雑談は楽しいものです。
しかし、よく考えてみるとそうした雑談に加え、予習復習も必要かと感じます。
各利用者毎の情報交換や反省、そしてより中身の濃い仕事を次回にいかにつなげていくのか
などといった話し合いも必要です。行って帰って、はい終わりというものではない、ということを感じています。
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