Topics 2006.10月 訪問 理美容サービス パリスへ

もし1人で
訪問理美容を生業とするのであれば
どのような動き方をしどのくらいの収入があるのか?興味のあるところです。
見入りの話から入るのは如何なものか、などと常々申し上げたりしておりますが
考えてみれば当たり前のお話。
始めてみよう、という気持ちがあったっとしても
目先の生活をどうするかは切実な問題です。
そこで、来月からおあしの話を中心の「訪問美容師一人営業すってんころりん物語」
なるお話を1ヶ月間公開しようと考えております。
えっ、題名が変ですか?
400施設契約
などという大きな訪問理美容業者様が全国に数箇所ございます。
おおっ!すごい、と思われるでしょう。私もそう思います。
が、商売の神様・邱 永漢先生が仰るには
「商売は3、4人でできるものが一番儲かる。できればそうしたものを2,3軒持ってるのが良い」。
考えてみれば、一般理美容室でも父ちゃん母ちゃん営業が一番儲かるとか言われてます。
小回りが何事にもきくし、ツーカーの仲(でなければいけませんよ、もちろん)
が営業にもプラスに働くからでしょう。
400施設が500に増えたからといって
売り上げはたかだか10%強のUPでしかありません。
一方父ちゃん母ちゃん営業が少し頑張り、2施設から4施設に増やせばたった2軒増えただけで
売り上げ100%アップ!
500−400=100軒増やすという多大なる努力を払うより
効率が良いのが目に見えてます。
ちょっとした気の持ちようのお話しでした。
お母さん僕のくつはどこへ行ってしまったんでしょう?
帽子ならぬ、靴(上履き)をはて?どこに脱ぎ忘れてしまったのか。
まったく記憶にございません。
たぶん自由が丘の施設様でないかと思いますが・・・。
かように最近頭の方は認定間近ではございます。
その日の次の仕事場での久々のサンダル履きにはまいりました。
足は滑るは、毛くずが靴下につくはで仕事のスピードダウンははなはだしいものでありました。
それにしても、いなくなった靴は3年間も訪問美容師の過酷な動きに耐えかね
「私疲れてしまいました。お暇をいただきとう存じます」
という気持ちだったのかもしれません。
1人で旅に出たのでしょう、きっと。
WEB2.0
先日もお話申し上げましたが、WEB2.0が来年の目玉となりそうです。
携帯電話の新機種もPCにより近い性能を搭載し
PCいらずの時期もそう遠くないかもしれません。
訪問理美容においても、そうした世の流れには逆らえず何らか環境を整えねば
組織だったもしくは未来を見据えた動き方はできなくなると思います。
頭の隅にでもよいでしょうから
WEB2.0がどう広がっていくのかは意識しておかねばならないでしょう。
地方の福祉施設数
日ごとに首都圏の道路がきれいになっているのを訪問美容の際に感じます。
23区内に限らず、都下地域でも工事していない所はないというのが実感です。
環状線をはじめ主だった幹線道路は整備され
私どもを含めデリバリー業者は恩恵を受けることとなるでしょう。
人口の首都圏への流入も年々多くなり、そして交通網がより一層整備されつつあるのをみると
先日の業界新聞に載っていた「地方での福祉施設建設は頭打ち」という記事が現実味を帯びてまいります。
(そうした状況での訪問理美容の展開の仕方は?についてはLLP・HPにて近日紹介致します)
手帳
来年の手帳は皆様お買い求めになりましたか?
ハンズなどでは押すな押すなの状況に。
心はすでに来年に向かっているような雰囲気です。
そうい う私も群集心理に押され早速買い求めました。
といっても去年と同じファイルを購入しただけですので金900円にて済みました。
胸のポケットに入るサイズですと安く済みますね。
大判のものも使い勝手がよさそうですが
訪問理美容現場では作業道具で散らかり放題。
急なスケジュール調整が現場で入る場合は大判では厄介ものとなるのであります。
しかし、小さければ小さいなりに文字を小さく記入せねばならず
老眼進行中の者にとってはつらいところです。
今日はやめとくわ
「そんな殺生な・・・わては1時間もかけて来たんでっせ、ご新造さん」
などと、粘ってみても訪問美容の場合は利用者様の体調の関係で
キャンセルとなる場合もございます。
先日は3人のご予約のうち2名様がキャンセル。
上記のようなことはもちろん申し上げず、残り1名様をみっちり仕上げてまいりました。
飛び込みの方が増えるより、予定の人数が少なくなる場合の方がなぜかホッとしますが
皆さんはどうなんでしょう?
お財布がぺラッとするのは困りものなんでありますが。
本屋に2時間
じっくりと選書致しました。
そして清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したのが
綾小路きみまろの「失敗は顔だけで十分です」
大枚476円(税込み)をはたきました(年末に向け節約中)。
そもそも私の訪問理美容でのトークの先生は毒蝮三太夫であります。
が、「介護の現場でそういう口のきき方は如何なものか?」
とよく職員さんから青筋を立てて怒られます。
そうした中で(よく朝のモーニングショーで使われます、このフレーズ)
この本、実に面白いネタばかり。
職員さんの血圧を下げるべく、師匠替えを試みることと致します。
釣りはいらねぇよ!
「へっへへ、そうですかい旦那。
って〜ことはこの200両はあっしの懐に。
では、子供の寺小屋代にでも・・・」という具合には
なかなか訪問理美容業務の中ではいきません。
利用者様から頂くチップはご法度。
即打ち首、ではなく施設様への出入り禁止と相成ります。
そういえば景気華やかなりし頃、美容室では結構そうしたものをいただいたことがありました。
常日頃の営業もそうでしたが、成人式の日などはいい目をみさせていただいたものです。
いざなぎ景気を超えた、などと庶民の感情を逆なでするような記事をチラホラ見かけますが
下々の暮らしはまだまだ、であります。
作業開始時間
施設様に赴く場合は、おおむね9時前後のスタートが多いようです。
8時過ぎから入所(?)し、準備を整えてから新聞なんぞを広げ
スタッフの到着を待つ場合もありますが、そうした場合は稀かもしれません。
一方終了時間でありますが、これは予想を勝手にこちらで立てていると痛い目に会います。
皆さんもご経験済みでしょうが
当日突然のご依頼や利用者様の体調次第
(おトイレに30分こもられるられる方もいらっしゃいます)で、大幅に遅れることがあります。
午後からどこどこに・・・などと勝手に思い込んでいると大変なんであります。
複数で訪問美容に行く際はともかく、単独行の場合は注意したいものです。
お師匠
訪問美容に伺っておりますと、様々な方々とお会いすることになります。
訪問理美容=高齢者という簡単な図式にはあてはまりません。
さて、そうした方々の中には頭脳明晰
そしていろいろな方面に造詣が深い方もいらっしゃいます。
「今日はこんな質問をしてみようかな?」などと車の中で考えながら運転するのも楽しいものです。
お師匠さんはどこにでもいらっしゃるものですね。
おぉ、そういうことか!・・・
などとハサミを止めて感心してしまう機会は、サロン内でより多くなったような気がします。
本日の富士山
なかなかの絶景でございました。
東名を下っておりますと、そこかしこに姿を変えた富士山が登場。
路肩に止まってシャッターを押したのはよいものの
走行車線に速度0kmから戻るのは自殺行為に近いものだと痛感しました。
皆さんも気をつけましょう!
結局は、いつもの時間調整&朝食を摂るコンビニの駐車場から撮ったものが
一番良いスナップとなりました(といっても携帯なのでご勘弁を)。
訪問美容師の7つ道具に、デジカメを加えたくなる一日でありました。
八方美人
世間一般ではあまりよくない意味での表現でありますが
こと訪問理美容師にとっては必須のものです(と私は思います)。
先日ある施設様で数年来の利用者様に見つかりご挨拶。
するとぐーッと手をつかみしばらく私の手を離しませんでした。
そうこうしているうちに、何かしら背中にいくつかの視線を感じたのでありました。
殺気!
まではまいりませんが身の危険を感じ振り返ると
「どっーして(小松政夫風)私の所には来てくれないの?」
という熱いまなざしのシャワーが・・・
選挙運動さながら皆様に頭をペコペコ、握手をしっかりしてきた次第です。
松戸へ
LLPの会員同士の業務連携のために、常磐線に乗り松戸へ行って参りました。
もちろん会長も同行し、万事順調に事が運びました。
北千住といい松戸といい、ベットタウンの変貌は目を見張るばかりで
学生時代のイメージは夢まぼろしの如くであります。
訪問美容をやっておりますと、いろいろな見知らぬ土地に伺うことが多いのですが
こうしたことでも見聞を広めることが多い昨今です。
そして世も更け、そろそろ帰ろうかとしておりますと一本の電話が。
北陸地方の訪問理美容師さんから地方講習のお問い合わせでした。
次回は「北陸へ」という表題になるやも?しれません。
遠い所に訪問美容に行っていると
そこから意外と近い場所の施設様からお取引のお話しがあるものです。
誰でも遠い所へ出かけて行くのはおっくうなものですが
利用者様の喜ぶ顔に負けて、「ええぃままよ」と通っているうちに
不思議とほんの数キロしか離れていない所からお声がかかります。
LLP理事長はたった一人のために
横浜から熱海近くまで個人の送迎をしているそうです
(価格はもちろん通常料金とか、あな恐ろしや!)。
上記の話しではありませんが
そのうちバス仕立てで東海道を「カットクリエイト21号」が爆走するかもしれません。
そう、あれは20数年前
右も左もわからぬままお店をオープンした時の話し。
初日のお客様はなんと3人!
チラシを数万枚まいたにもかかわらず、背筋が凍りつくような初日でありました。
もちろんどう考えても赤字で、その状態が数週間続いたのを覚えております。
訪問理美容での問い合わせの中で
1人でも行く時がありますとお答えすると「それじゃ赤字じゃないですか」
というご返事が返ってきます。
オープンしてから数十年お店を続けられたのも
最初の赤字もなんのそのと頑張った成果であります。
損得から入ってこられる方には
そうしたことをお話ししたり我がスタッフの苦労話をする気持ちも萎えます。
おまえどこ行くんだ!
「ちょっと車まで荷物を置きに・・・」と
次の訪問先に向かうべくそそくさとエレベーターに乗ろうとする私にある常連様から一言。
このまま帰ったら「今日は中止!あいつを別の日に呼んで来い。」
といわれるのは必然。
なぜなら、私以外のスタッフが担当したことがないんですものねえ。
首都高、東名をパトカー振り切って(ということは軽では100%無理)
次の訪問先に行けばいいかと腹をくくって担当させていただきました。
でも、終わった後にしっかり昼食をその施設様内で食べたのであります。
オチャラカ訪問美容師は今日も行く!
5厘刈りと1分刈りの差
高齢者の男性のヘアーカットでの注文でよく悩むところです。
厘という単位が何ミリなのか何センチなのかわからぬ当方としては
「はいよ!3分刈ね」などとわかった振りをして仕事を始めてしまいますが
果たして長さが合っているのかどうか?
また、髪の多い少ない、硬い柔らかいで随分と見た目が違うので難しいところです。
本日は5厘でという要望でカット終了後
「1分にすりゃ良かったかな?」などとある利用者様。
「明日になりゃ1分になるよ」といつも通りの口からでまかせをいう訪問美容師でありました。
理美容サービス利用券
在宅の訪問美容の際に使える「理美容サービス利用券」
の存在を知らぬ利用者様が多いのが、最近気にかかります。
各自治体で介護認定の程度の差で発行の仕方は違いがあるようですが
その存在を積極的にはアピールしていないようです。
財政逼迫のなか、歳出を抑制したい気持ちはわかりますが
一方で職員に出勤数日で年俸を稼がせるようなニュースを聞くと
どうなってんの?という気持ちになります。
保健所へ若かりし頃に店舗開設の届けに行った際
サンダル履きでヤカン片手にブラブラしている職員を見かけたことがあります。
うわべはともかく心の中はあまり変わってないよう で。
経験
「戦争論」を読み始めましたが、その中で気になる項目がありました。
「戦いを率いる指導者の経験は役に立たず
教育を受けた未経験の指導者の方が良い結果を残す」
現在の訪問理美容はこの数年前から脚光を浴びるようになってきました。
従って経験者の数の少なさから先に始めた理美容師さん達が
リーダーとして頑張っております。
がしかし、そうした方々の中で私が数年前から存じ上げている
経験豊富な訪問理美容師さん達のその後の消息が不確かなことも事実です。
理美容とはまったく関係のない人々が始めた訪問理美容ビジネスが伸びている現状を見ると
クラウゼヴィッツ先生の言った通りかもしれません。
整理整頓
掃除には「捨てる」「きれいにする」などの他に
「整理整頓」がございます(と先日読んだ本にそう書いてありました)。
というわけで、本日は車内の整理整頓に勤しみました。
といっても数十分なのでありましたが、出てくる出てくる忘れ去られた様々の品。
コンビにの割り箸、ダッカール、掃除機のノズル等等
どらえもんのお腹のような有様でありました。
おかげ様で後方視界も広くなり、燃費も良くなります。
最後に気合を入れて洗車。
大枚400円で車もピカピカと相成りました
(連日のワンコイン話、失礼しまた)。
手荒れも
おかげさまで随分と良くなりました。
もつべきものは親。
この道50年の先輩の言うことは素直に聞くべきです。
教えられた渋谷駅近くの温泉(といっても銭湯と同じ料金)に2週間 通い詰め
もう一息のところまで直ってまいりました。
お礼に食事券¥300分を差し上げましたが・・・
(40年前の母の日の支出と同じ額)。
思い起こせば何人ものスタッフが手荒れでつらい思いをするのを見てまいりました。
私を含め、肌が弱い人間はこの業界大変ですが
総じてショートスタイル主流の訪問理美容では細かい毛くずがつきもの。
指に毛が刺さるのはつらいものです。
インターンの頃は気合で直したものが、今は温泉療法。
利用者様との共通の話題にも事欠かなくなってきてるようで。
介護タクシー
ここのところ訪問美容営業で外を回っていると目に付くのが
軽自動車の介護タクシー。
何社かの車に出くわしました。
高齢者他外出困難な方には大きなタクシーなど必要もなく
どのくらいの料金で利用できるのか知りませんが便利この上ないようです。
我々もそうですが、ドアツードアーには軽自動車が必須。
一般のご家庭が広い道沿いにすべてあるわけではなく
大きな車は狭路には入れません。
長距離移動に根を上げる毎日で、車もそろそろ大きいものに・・・
などと考えておりましたが考え改めました。
情報収集
例えば一般の理美容室だと、チラシを不特定多数の人々に撒いたり
駅前ハンティングでむやみやたらにティッシュを配ったりすれば
ある程度のレスポンスがあります。
訪問理美容ではそうした手段は選べず
はて?どうしたら自分達の存在を知らしめることができるのかという問題が生じます。
あれやこれやとみなさん知恵を絞っているようですが
世に出て間もないこの業界。
一朝一夕にはうまいこといかぬようです。
どこに行けば、そしてどういう情報を得れば効果的なのか悩むところです。
来年は
というと鬼が笑いますが
今年根付いた訪問理美容に大きな流れがきそうです。
「介護保険導入時」から続いた一時の浮ついた興味本位からの参入も少なくなり
ライフワークとしてこの仕事を始めようという方々が多くなってきています。
一方大手業者様も、無人の荒野をゆくがごとくの
「営業かければすんなり契約」という図式も描けなくなり
ダンピングしてでもすでに他業者が入っている施設に
なりふりかまわず営業に回っているようです。
そうした中でのキーワードは・・・・。
漠然と思うところありますが、折を見てお話していきたいと思います。
ここのところのお問い合わせ
ポータブルシャンプー器に関してのものが多いようです。
全国各地からお電話やメールが入りますが
利用者様に如何に喜んでもらおうか
というお気持ちがあることが皆さんからヒシヒシと伝わってまいります。
mixi内でもそうした話題で盛り上がっているようです。
また、お作りになっている方々も各自工夫をなされ
いつも頭の下がる思いでみておりますが
利用者様の気持ちよさそうな顔が励みになっているのでしょう。
メーカーの尻馬に乗りいろいろな商品を買わされる理美容師さんが多い中
訪問理美容師さん達は手作り意識が強いようです。
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